平塚柔道協会の紹介

道場に活気、目指せオリンピック
「平塚柔道協会」


 平塚柔道協会は、平塚市総合体育館の地下にある柔道場で、毎週「火、木、土」の夜7時から、白い道着を身にまとった 100人前後の少年少女が威勢の良い声を響かせている。 これだけの人数で練習稽古しているのは、町道場を含めても、神奈川県内ではここだけではないだろうか。 柔道を始めたばかりという小学生をはじめ、部活動の後に駆けつけるという中学生も参加している。 高校・大学生選手も道場に顔を出し、柔道のイロハを学んだ恩師からの助言を仰ぐ傍から、後輩に胸を貸すことも多い。 幅広い年代、多くの人数が一度に集まることで、身近な目標や好敵手を見つけ易いという。

 指導に当るのは、20代から70代の約20人、元学生選手だった学校教論や自営業者、サラリーマン等が 仕事の合間を縫って道場で指導している。浜岳中学校の真田州二郎教論もそのひとりで、部活が終わると生徒 を連れて協会の道場で汗を流す。

 柔道協会の練習は、小学校の低学年、中学年、高学年、中学生と、年代に応じた4クラスに分かれて行われている。 小学校の低学年には柔道の楽しさから覚えさせ、受身をはじめとする基本を徹底的に叩き込む。習熟度に合わせて技を 覚えさせ、高学年、中学生になると試合に勝てるように、実践感覚を養う練習も多く取り入れる。

 大きな声を張り上げる指導者もさることながら、全日本大会の優勝経験者を臨時指導者に招いた時、子どもたちは、 「技を教えて、教えて」と、彼を取り囲んで迫ったほど、平塚の子どもたちの熱心さに驚き、協会幹部も目を細めた。

 各地で開催される大会にも協会指導者が引率し、実戦の場としての参加を呼びかける。昨年(2010年)夏の全国中学生 大会では女子1人が準優勝、男子1人が3位の成績をおさめた浜岳中学校柔道部をはじめ、小学生も各大会で上位に入賞する など、結果も目覚しい。柔道名門の高校や大学で活躍する選手も増えている。

 その評判を聞きつけた各地からの視察や出稽古も増え、ロス五輪金メダリストの地元東海大学の山下泰裕氏には「平塚は 柔道指導の新しいモデルケース」といわしめたという。平塚市からオリンピック選手が出るのも夢ではないのではと期待に 胸が膨らむ。

 これからの「平塚柔道協会」は、多くの諸先輩と指導者達に心からの敬意と謝意を表しつつ、新たな飛躍と挑戦を 目指してまいります。そして、会員各位のさらなるご支援とご協力を頂きながら、共に歩み続けてまいります。 これからもどうぞよろしくお願いします。

入会等のお問合せは、平塚柔道協会:奥山会長(TEL 080-5030-9841)まで

以上


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